タイに在住して4年になりますが、私自身、生活する上で、デング熱予防には、細心の注意を払っています。外出する際は、絶対に虫よけスプレーは欠かせません。

一方で、DEET(ディート)の入っている虫よけスプレーは、発がん性の危険があるため(残念ながら、日本で購入する殆どの虫よけスプレーは、DEETが入っています)、私はDEET FREEのものを使用していますが・・・。ディートフリーの虫よけは、バンコクなら、どこででも手に入ります。フジスーパーやドラッグストアへ行けば、虫よけスプレーに"DEET FREE"と記載されているので、すぐに分かると思います。Sketoleneなんかは、よく、見かけるのではないでしょうか。

しかし、DEET FREEの場合は、ちょっと、効力が落ちてしまい、虫よけスプレーをしたとしても、やはり、蚊に刺されてしまうことはあります。なので、最近は、私は、例え暑くても、長ズボンを履く、短パンを履いた時はパレオを巻く、半そでの時はカーディガンを羽織ったりアームカバーをつける・・など、蚊対策は欠かせません。特に、レストランなどで食事をするときに刺されることが多いんですよね。動いていないと刺されやすくなってしまうので。

このように、デング熱を予防する方法は、蚊に刺されないように対策するしか方法がないんです。もし、デング熱になった場合は、1度目は、1週間の高熱が出ます。私の駐妻友達がデング熱になった際は、1週間、病院に入院したそうです。その他、頭痛、目の痛み、関節痛、発疹など、色んな症状が人によって現れます。痛みで眠れないほどだそうです・・・地獄ですね。そして、2度目に刺された人は、重症化しやすいそうです。最悪、身体の一部を切断したり、死に至ることもあります。数年前に、タイの有名な芸能人が、デング熱の重症化により亡くなっていますよね。しかも、実は、1度目のデング熱ですが、人によっては、気付かない方もいるらしく(風邪と間違ってしまうのか?)、いきなり、重症化する人もいるらしい・・・本当に、恐ろしいです。

そこで、今、バンコクの病院(サミティーベートやバンコク病院などでも)にて、デング熱の予防接種ワクチンを受けることが可能になっています。ちょうど、二年ほど前に、フランスの製薬会社SanofiによるDengvaxiaというワクチンが、タイで認可されました。

タイで解禁され、各病院で扱われるようになってから、ずっと、そのワクチンについて、気になって、情報を集めていました。

しかし、フィリピン:サノフィ社のデング熱ワクチンが何千人もの子供たちの健康を脅かすというニュースを見つけました。「Sanofiが、このワクチン接種によって、深刻な症状が出る可能性がある。過去に感染歴のある人には有効だが、感染歴がない人には深刻な症状を一部で引き起こす可能性がある。」とのことなんです。フィリピン保健省は、ただちに、デング熱予防接種プログラムによるワクチン接種を取りやめたそうです。

重症化を防ぐためにワクチンを打とうとしているのに、重症化を引き起こす可能性があるなんて、本末転倒ですよね?

まだ、新しく導入されたばかりのワクチンなので、導入に関しても実験段階なのでしょう。

やはり、デング熱を予防する方法は、蚊に刺されないよう対策することが、今のところ、一番、安全な対策かもしれません。デング熱の予防接種を考えている方は、もう少し、情報収集された方が良いでしょう。私は、今の段階では、恐くて接種できません・・・。




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